美容とL-グルタミン
美しい肌というと赤ちゃんの肌のような、ふっくらとして「弾力」があり、「潤い」のある瑞々しい肌を思い浮かべます。普通の大人の肌とはどう違うのでしょうか。
人の肌は表面から【角質層-表皮-真皮】となっていて、赤ちゃんの肌が大人の肌よりキレイな理由は真皮にあります。赤ちゃんの肌では、真皮にある「線維芽細胞」が、肌に弾力を与えるコラーゲンとエスラチン、肌の潤いを保つヒアルロン酸といった真皮の成分をさかんに作り出しています。つまり「線維芽細胞」の働きが活発なため、弾力のある瑞々しい肌となっているのです。
一方大人の肌では「線維芽細胞」の働きが衰退して、コラーゲンやエスラチン、ヒアルロン酸が赤ちゃんほど生成されていません。そこで美しさを意識して、コラーゲンとヒアルロン酸のサプリなどを摂取されているかたがいらっしゃいます。しかし口から摂る場合は、「消化・分解・吸収」という段階を経るため、コラーゲンはアミノ酸に、ヒアルロン酸は糖に分解されてしまいます。そのためコラーゲンとヒアルロン酸がそのまま全部肌の成分になることはありません。
コラーゲンやエスラチン、ヒアルロン酸を増やし、肌に弾力と潤いを得るには、肌本来の働きを活発にするのが近道です。そこで注目したいのがL-グルタミンです。L-グルタミンは肌本来の主要エネルギー源であり、体内のL-グルタミンを増加させれば、肌本来のエネルギーを補充して活性化させます。
栄養バランスのとれた食事や適度な運動、十分な睡眠といった規則正しい生活を心がけ、加齢、ストレス、紫外線などによって肌内部に「活性酸素」が増えることに注意しながら、グルタミンでハリのある瑞々しい美しさを意識しましょう。